太陽光発電で近隣住民の方とトラブルになってしまう事例があることをご存じでしょうか。
せっかく住み良い家のために設備を導入したのに、それが原因でトラブルになってしまうのは避けたいところ。
今回の記事では起こりうるトラブル事例を対策と共に紹介していきます。

□太陽光発電で起こりうる近隣住民とのトラブル事例

＊太陽光発電で起こるかもしれない近隣住民とのトラブル事例4選

1.反射光のトラブル
反射光のトラブルは、実は太陽光発電で代表的なトラブルです。
過去には裁判になってしまった事例もあります。
販売会社の方が反射光についてよく理解していないために起こるトラブルで、見落としがちな点でもあります。

2.音のトラブル
太陽光発電で使われるパワーコンディショナーという機械は、パネルで発電した直流電力を一般家庭で使用される交流電力に変換するために欠かせません。
しかしパワコンの動作は音を伴い、しばしばトラブルに繋がってしまいます。

3.電磁波トラブル
時々あるトラブルで、一方的に電磁波を出さないようにと言われてしまうトラブルです。

4.土壌流出のトラブル
傾斜のある土地の場合、太陽光発電の導入が土壌流出につながる恐れがあります。

□トラブルへの対処法

＊トラブルへの対処法を4つ紹介します

1.反射光のトラブル
ソーラーパネルの反射光は、実はシミュレーションできます。
事前調査を行い、反射光が問題ないかについて確認するようにしてください。

2.音のトラブル
パワコンから出る音は、エアコンの室外機と同等のものです。
とはいえ人によっては騒音ですから、あらかじめ近隣住民の方に了承をいただいておくと良いでしょう。

3.電磁波トラブル
財団法人電気安全環境研究所の調査によると、パワコンから30cm離れた場所で測定した電磁波は非常に少ないです。
普段家庭で使うWi-Fiや電子レンジと変わらない程度の電磁波ということを説明し、理解してもらうしかありません。

4.土壌流出のトラブル
地盤をコンクリートで固めたり防草シートを掛けたりすることで、土壌流出は最小限に抑えられます。
土壌流出が心配される場合、必ず以上の対策を行ってください。

□まとめ

今回の記事では、太陽光発電で起こりうるトラブルの事例と対策を紹介しました。
反射光については、あらかじめシミュレーションして問題ないか確認しましょう。
音については、事前に近隣住民の方に説明するのが無難です。
電磁波については、きちんと説明して理解してもらえるよう努めましょう。
土壌流出については、防草シートをかけたり地盤をコンクリートで固めたりして対策しましょう。