太陽光発電の売電手続きの流れと注意点をご紹介

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太陽光発電で生み出した電気は、自宅で使うだけでなく売ることもできます。
これを売電と呼びますが、実は売電を開始するためには所定の手続きを踏む必要があります。
今回の記事では売電手続きの流れと注意点の2つを紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。

□太陽光発電の売電に必要な手続き

1.事業計画認定申請をする
事業計画認定申請とは、売電を許可してもらうために経産省に対して行う申請です。
手続きはオンライン上の電子申請が可能となっています。
具体的な方法ですが、再生可能エネルギー電子申請のWebサイトがあるので、そこで新規登録してください。
以下は、事業計画認定申請の手続きの流れです。

1:会員登録をする
2:「事業計画認定」の「発電設備区分」を選択
3:申請項目を記入し保存する
4:書類を提出する
5:申請IDを保存する
6:承諾コードを入力する

2.系統連系申請
太陽光発電の設備を一般送配電会社の所有する設備と接続するために行う、会社側に対する申請です。
いわゆる接続契約ですね。
FIT制度を使用した売電の場合、電気はエリアを管轄する電力会社が買い取らなければならないため必要となる手続きです。
系統連系申請の流れは以下の通りです。

1:書類を準備する
2:管轄の電力会社にWeb申請する(郵送でもOK)
3:「電力受給契約」を締結する
4:「接続契約締結」の通知を受領する

□太陽光発電の売電手続きに関する注意点

1.売電開始後も手続きが必要なこともある
太陽光発電の容量にもよりますが、売電開始後は定期報告しなければならないこともあります。
報告しなければならない内容はいくつかありますが、一般に10kW以上の発電の場合はすべての項目の報告が必要です。
あなたの発電設備で必要かどうかはあらかじめ確認しておきましょう。

2.売電手続きの締め切りには注意
売電手続きには締め切りが設けられています。
申請期限日までに申請していても書類に不備があると手続きが勧められないことも。
年度内の認定を目指す場合、できるだけ早めの提出を心がけたほうが無難です。

□まとめ

今回の記事では、太陽光発電の売電手続きの流れと注意点を紹介しました。
売電を開始するために必要な申請は2つあり、事業計画認定申請と系統連系申請が必要である点を押さえておきましょう。
また売電後も定期報告が必要になるケースがある点、売電手続きには年度ごとに締め切りがある点には注意してください。
しっかり手続きを行い、安心して売電していきましょう。

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