蓄電池のメリット・デメリットを紹介します!

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バッテリーに電気をため込むことで、電気が必要な機器を好きな時に使用できるようになる蓄電池。
この性質を聞いただけで、魅力的に感じる方もいらっしゃるでしょう。
当記事ではそんな蓄電池の特徴について、メリット・デメリットという観点から紹介していきます。

□蓄電池のメリット3つをご紹介!

まずは蓄電池のメリットを3つ確認していきましょう。

1.電気代が安くなる

蓄電池では電気を貯められるため、深夜に貯めておいた電気を昼間に使用することが可能です。
電気代は使用量の多い昼間の方が高くなるので、蓄電池を使用することで電気代が安くなります。

また、太陽光発電システムがあれば、発電した電気を貯めておくことも可能です。
昼間はパネルで発電した電気を、夜は蓄電池の電気を使用すれば、電気を買う必要さえありません。

2.非常時に電気を使用できる

日本は災害大国であり、災害時に大変なことといえば停電でしょう。
蓄電池があれば停電時でも電気が使用できます。

3.パワーコンディショナーが新しくなる

パワーコンディショナー(パワコン)とは、パネルで発電した直流の電気を交流に変換する機器のことを指します。
この機器の寿命は10~15年とされています。

現在では蓄電池とパワコンが一体型になっている製品も発売されています。
蓄電池を導入することで、パワコンを買い替えることにもなるのです。

□蓄電池のデメリット3つをご紹介!

デメリットも把握しておくことで、正しく検討できます。
主なデメリットは3つです。

1.イニシャルコストがかかる

2023年の経済産業省の補助要件は以下の通りです。

・目標導入価格:14.1万円/kwh以下
・補助金:2.7~3.2万/kwh

ここで3部屋ある住宅で7.2kwhの蓄電池を導入した場合、(目標導入価格14.1万円/kwh―補助金3.2万円/kwh)×7.2kwh=78万円となります。
これは安いとは言えないでしょう。

2.充電できる回数に限りがある

現在の家庭用蓄電池の充電回数は6000〜12000サイクルとされています。
メーカーの補償年数は15年であり、寿命があるのです。

3.置き場所を確保しなくてはならない

蓄電池には屋内に設置できるものと、屋外に設置するタイプがあります。
屋内型の場合音に気をつけなければなりませんし、屋外型の場合直射日光が当たらない、高温多湿でない場所に置かなくてはなりません。

□まとめ

蓄電池には以下のメリットがあります。

・電気代が安くなる
・災害対策になる
・パワコンが新しくなる

一方で以下のデメリットがあります。

・イニシャルコストが高い
・充電回数に限りがある
・置き場所が必要

メリット・デメリットの双方をよく把握し、導入を検討してみてください。

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