PPSとは?どんな仕組みなの?知らない方は必見です!

カテゴリ:blog

最近電気料金が上がり、生活が大変になりましたよね。
そこで電力会社を変えようと検討している方は多いでしょう。
調べていくうちに「PPS」に対して興味を持った方は必見です。
今回の記事ではPPSの特徴や仕組みについて紹介していきます。
まずはPPSについて、理解を深めていきしょう。

□PPSとは?

PPSとは、特定事業規模電気事業者という、50kW以上の特定規模の需要者に対して電気を供給できる事業者です。
Power Producer and Supplierの頭文字をとってPPSです。

*注目された経緯

これまで日本における電気供給は、10の一般電気事業者によって行われてきました。
しかし2000年に電力改革が行われ、一般電気事業者以外のPPSが電力業界に進出しました。

2012年、PPSという名称が分かりにくいと指摘されたことを受けて「新電力」という名称に変更されました。
そして2016年、電力の小売全面自由化をうけてPPSに注目が集まったのです。

現在では一般電気事業者は「大手地域電力会社」、PPSは「新電力」と呼ばれることが多くなっています。

□PPSの仕組み

そんなPPSの仕組みについて確認していきましょう。

*発電所を所有しているPPSの仕組み

発電所を所有しているPPSは、独自に発電した電力を送電しています。
2000年の電力改革において電力業界に参入した石油会社や科学系企業、ガス会社のほとんどはここに当てはまります。

しかしPPSは送電システムは持ち合わせていないため、一般電気事業者の送電線を間借りすることで電力を供給しています。
Amazonのシステムをイメージすると分かりやすいですね。

*発電所を所有していないPPSの仕組み

PPSの中には、実は発電所を所有していない業者も存在します。
ではどのように電力を供給しているかと言うと、電力会社から買い取った電力を販売しているのです。
この場合のPPSは小売店や商社でたとえると分かりやすいかもしれません。

買い取った電力を販売するというこの仕組みは、一見奇妙に見えるかもしれません。
しかし、たとえば東京電力も、別にある発電会社が生産した電力を販売することで収益を得ています。

□まとめ

PPSは特定事業規模電気事業者のことで、東京電力や関西電力といった一般電気事業者と対置される事業者です。
さらにPPSは、独自のシステムで発電した電力を既存の事業者の送電線を用いて送る事業者と、他社の発電した電力を販売する事業者に分かれます。
仕組みが明らかになったので、PPSに対する疑問や懸念も軽減したと思います。
電気料金を節約するためにも、まずはお住いの地域で利用できる事業者をPPSも含めて再度検討してみてください。

ページの先頭へ