太陽光発電に適した場所とは?適さない場所とは?

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太陽光発電を行うときに必ず考えなくてはならないのが、場所に関する問題です。
実は太陽光発電はどこでも行えばよいという訳ではなく、向いている場所・不向きな場所というのが存在します。
ではどのような場所で太陽光発電を行うと良く、反対にどのような場所は適さないのでしょうか。

□太陽光発電の用地に向いている好条件な場所とは

いくつか条件はありますが、ここでは4つ紹介します。

1.日差しを遮るものが周囲に存在しない

太陽光発電は太陽光エネルギーによって発電します。
そのため周囲に光を遮るものがあると、発電量が低下してしまいます。

日差しを遮るものとしては、木や電柱、建物が挙げられます。
できるだけ周囲に何もない土地に設置できると効率的です。

2.広さがある

太陽光発電が向いている場所としては、何枚もソーラーパネルを設置できる広い土地が挙げられます。
この観点から考えると、都会よりも田舎の方が適していると言えるかもしれません。

3.傾斜が無い

日本で太陽光発電をする場合、太陽光パネルの角度が30度程度であると良いとされています。
「では傾斜のある土地の方が良いのでは」と考えるかもしれませんが、傾斜のある土地は山を切り開く必要性があります。
また太陽光パネルが安定するような補強も必要で、さらに土砂崩れのリスクまであります。
そのため、傾斜が無い土地の方が太陽光発電に向いているのです。

4.土地の価格が安い

広い土地があると好条件な太陽光発電ですが、広い土地の確保にはお金が必要です。
土地の価格ができるだけ安い方が導入しやすくなっています。

□太陽光発電の用地に不向きな場所とは

不向きな場所についても紹介します。

1.積雪の多い地域

雪は太陽光パネルを遮り、発電量の低下を招きます。
また重みによる損傷が発生する恐れがあり、ここも対策が必要です。

2.海岸沿いの地域

あまり馴染みが無いかもしれませんが、海岸では「塩害」が発生します。
具体的には金属部分が錆びたり、樹脂部分が劣化したりしてしまいます。

そのため塩が溜まる前に塩分をはらうといったメンテナンスが求められます。
また、そもそも塩害仕様のパネルを選ぶ必要があります。

□まとめ

太陽光発電に向いている場所は、以下の通りです。

・日差しを遮るものが無い場所
・広い場所
・傾斜の無い場所
・土地の価格が安い場所

一方以下の場所は、あまり太陽光発電に適さないかもしれません。

・海岸沿いの場所
・積雪の多い場所

このような場所は対策が必要となるでしょう。

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