
太陽光発電に対して危険なイメージを持っている方は少ないでしょう。
確かに燃料を必要としませんし、CO2も排出しません。
では太陽光発電は完全に安全と言えるのでしょうか。
当記事ではまず、太陽光発電の安全性について検討します。
続いて安全性を確保するために大切なことを紹介します。
□太陽光発電の安全性は高いのか
3つの観点から、安全性について検討していきます。
1.耐用年数
太陽光発電システムは、定期的なメンテナンスができれば10~20年以上は稼働し続けられます。
メンテナンスでは部品を交換してもらえることも多く、とても安心できるものとなっています。
すぐに壊れるようなものではなく、適切なメンテナンスが条件ではありますが、安全と言えます。
2.感電のリスク
故障や浸水による感電のリスクがあります。
具体的には太陽光パネルや配線が災害で壊れると漏電のリスクが、太陽光発電が浸水すると周囲の水たまりから漏電のリスクがあります。
言い換えれば、故障や水たまりを発見したときに注意することで、安全に使用可能です。
3.火災や二次被害のリスク
災害や経年劣化による回路のショートや火災にも注意する必要があります。
以下に火災の主な要因をまとめました。
・配線を小動物がかじることによるショート
・劣化による太陽電池の破損
・施工不良による火災
・アースの処理が行われていないことによる漏電、火災
破損が確認されたら、むやみに近づかないことが大切です。
また、故障に対応するためにあらかじめ火災保険に加入しておくことも大切です。
□太陽光発電の安全性を確保するためには
安全性を確保するために大切な2つのことを紹介します。
1.定期的な点検とメンテナンス
点検は、太陽光発電の安全性を確保するために最も大切なことです。
設備の不具合による事故のリスクを低減できます。
また、効率よく発電するためにも点検は大切です。
2.感電事故の防止
先述した通り、感電事故には十分気をつける必要があります。
自然災害やその他要因で発電設備が壊れた場合、該当部分には近づかないようにしてください。
また、その際は専門会社に依頼して修理してもらいましょう。
□まとめ
太陽光発電には、漏電や感電のリスク、火災や二次災害のリスクがあります。
とはいえ10~20年ほど稼働し続けますし、適切なメンテナンスを行えばどうしようもないこと以外のリスクは低減できます。
また、破損した箇所には近づかず専門会社に修理を依頼することで、安全性を確保できるでしょう。