太陽光発電のメンテナンスはなぜ必要?費用はどれくらい?

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太陽光発電をする上で考えるべきランニングコストの中に、「メンテナンス費用」があります。
費用を節約したいと考えて、メンテナンスを怠っていませんか。

実は費用的な面を考えても、メンテナンスは必要と言えるかもしれません。
当記事ではメンテナンスが必要な理由と、その費用について紹介します。

□太陽光発電のメンテナンスの必要性とは

太陽光発電においてメンテナンスが必要な理由は3つあります。

1.経年劣化により太陽光モジュールの発電効率が低下する
具体的には、メンテナンスしない場合、10年で95~97%に、20年後には80~85%になってしまうと言われています。
発電効率の低下は当然発電量の低下につながるため、定期点検は必須です。

2.パワーコンディショナーの故障につながる
パワーコンディショナー(パワコン)は、直流の電気を家庭内で使える交流に変換する装置です。
パワコンの換気フィルターが目詰まりを起こしてしまい故障につながるケースは、非常に多いです。
また、ヒューズ切れも故障の原因として挙げられます。
パワコンの故障を防ぐためにも、専門会社への依頼は必須です。

3.モジュールが壊れる
モジュールの耐久性は高いものの、異常気象によって破損してしまうこともあります。
また、モジュールの汚れも、放置してしまうと損傷につながってしまいます。
このようなトラブルを防ぐためには、不具合や故障、汚れを早期発見する必要があります。

□どれくらいコストがかかる?

・定期点検

1回当たりの費用は1~2万円ほどで、4年に1度の点検が推奨されています。
住宅用の太陽光発電の場合点検は義務ではないものの、長期間運転するためには欠かせません。
内容としては、周辺機器の点検、太陽光パネルやパワコンの点検、電圧測定などを行います。

・太陽光パネルの清掃

専門会社に依頼して行ってもらいます。
費用は1回当たり3~6万円程です。
砂埃や花粉、鳥のフンがパネルに付着すると発電効率が低下するため、気になったらしてもらいましょう。

・パワコンの交換

パワーコンディショナーの寿命は10~15年ほどで、費用は工事費用込みで20~30万円ほどです。

□まとめ

太陽光発電のメンテナンスが必要である理由は主に3つです。

・太陽光モジュールの発電効率が低下すること
・パワコンの故障につながること
・モジュールの故障につながること

また、費用は以下の通りです。

・定期点検:4年に1度1~2万円
・清掃:3~6万円
・パワコンの交換:10~15年に1度20~30万円

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