家庭用の太陽光発電も点検が義務化されたって本当?

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以前は家庭用太陽光発電のメンテナンスは義務化されていませんでした。
しかし現在ではメンテナンスは義務化されています。

当記事では義務化に至った背景や、メンテナンスをするときにすべきこと・気をつけるポイントを紹介します。

□太陽光発電のメンテナンスの義務化について

*経済産業省が義務化した背景

改正前の固定価格買取制度(FIT法)では、ある一定ライン以下の太陽光発電設備には、特定の条件下において、特に点検や管理をしなくても良いとされていました。

一方保守点検や維持管理をしない場合、様々な問題につながります。
たとえば異常に気づくのが遅くなったり、設置後に放置されたりなどです。

このような問題を受け、経産省はすべての太陽光発電設備に対してメンテナンスを義務化しました。

*保守点検とメンテナンスは違う

実は保守点検とメンテナンスには違いがあります。

・保守点検:太陽光発電が問題なく機能するか確かめるために行う点検
・メンテナンス:太陽光発電の機材やパネルを手入れすること

なお、経産省は2017年に保守点検についてもすべて太陽光発電に対し義務化しています。

□家庭用の太陽光発電の点検義務を果たすためには?

点検義務を果たすために、太陽光発電の所有者がすべきことやポイントを紹介していきます。

1.専門会社に依頼しよう

点検には専門的な知識が必要です。
家庭用太陽光発電の点検義務を果たすには、専門会社に依頼するのが良いでしょう。

2.点検報告書は大切に保管しよう

点検報告書は、点検義務を果たしていることの証になります。
必要に応じていつでも提示できるように保管しておきましょう。

なお、以下の点についてまとめておくと、振り返りやすくなります。

・日時
・点検内容
・担当者
・部品交換した部分
・修理した部分
・発電量やその他データ
・気になった部分

3.メーカー保証を有効活用しよう

太陽光発電でトラブルが起きたとき、一部のメーカーでは火事や台風などの被害を無料で保証してくれます。
補償年数はメーカーによって異なりますが、10~25年と長めの設置をされていることが多いです。

メンテナンスしていてもどうしてもトラブルが起こることもあります。
そんなときは、まずはメーカー保証を活用できないか考えましょう。

□まとめ

太陽光発電のメンテナンスは、いくつかの問題への対策として必要であり、だからこそ義務化されました。
専門会社に依頼し、自分ではデータの保存や、トラブル時にはメーカー保証の活用に努めましょう。
当社では太陽光発電の導入やメンテナンスをしておりますので、もしメンテナンスをしたい場合、お気軽にご相談ください。

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