ソーラーパネルに雹が落下すると壊れる?

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雹が窓ガラスや車のフロントガラスを割る映像を見ると、「もしかして太陽光パネルって雹に対策が必要なのだろうか」と考えてしまいますよね。
実際、ソーラーパネルは雹によって壊れるのでしょうか。
また、雹以外の自然災害への対策は必要なのでしょうか。

□雹が降ってもソーラーパネルは壊れない?

結論から言うと、雹によってソーラーパネルが破損する可能性は低いです。

太陽光発電システムのパネルは、強化ガラスで保護されています。
強化ガラスはJIS規格で「1mの高さから直径38mm、重さ227gの硬球を落下させて、これに耐えること」と定められています。
そのため、日本で製造されているパネルであれば、通常程度の雹で壊れることはほとんどないでしょう。

太陽光発電システムのパネル部分の内側には、シリコン上のセルがあります。
この部分は封止材と言われる樹脂で保護されています。
これにより、セルは保護され、雨水の浸入が防止されます。
耐候性が向上するのです。

さらに下には裏面保護フィルムがあります。
これは耐候性や絶縁性を確保します。

このように、太陽光パネルの発電部分は保護されているのです。
雹では壊れにくいと言えるでしょう。

□万が一に備えて保険の加入がおすすめです!

太陽光パネルは強靭に作られていると紹介してきました。
では、自然によるダメージを考慮しなくても良いのでしょうか。

実は、あまり良いとは言えません。
太陽光発電設備は実物資産であり、つねに自然にさらされているため災害の脅威に脅かされています。
雹以外の災害に遭う可能性もあるのです。

だからこそ、保険に加入するのをおすすめします。
保険にはメーカー保証と損害保険があるので、それぞれについてご紹介します。

*メーカー保証

メーカー保証は、太陽光発電設備に関する保険の一種です。
ただし、広範囲のトラブルに対応できない場合も多く、たとえば台風被害への対策としてはあまり機能しません。

*台風など自然災害に有効な保険

自然災害に有効な保険としては、火災保険や動産総合保険が挙げられます。
各保険についてカバー範囲が異なるので、調べてみてより自分に合うものを選びましょう。

□まとめ

ソーラーパネルは、雹の落下程度では壊れません。
しかし他の災害である台風などを考慮すると、保険に入っておくことがおすすめです。

当社ではソーラーパネルの導入やメンテナンス等のサービスを提供しています。
太陽光発電システムの導入を検討している方は、まずはお気軽にご相談ください。

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