太陽光発電システムの耐用年数はどれくらい?

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太陽光発電システムの耐用年数をご存じですか。
耐用年数はいわば寿命を指しますが、似た言葉である「法定耐用年数」との違いを知っていますか。

当記事のテーマは太陽光発電システムの耐用年数です。
実際の耐用年数と法定耐用年数の違いも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

□太陽光発電システムの法定耐用年数とは

法定耐用年数とは、法律で定められた固定資産の使用期間です。
注意が必要なのは、法定耐用年数は平均寿命ではなく、「経済的に価値のある期間」を指すことです。
太陽光発電システムの法定耐用年数は17年とされています。

多くの場合、法定耐用年数は実際の稼働年数よりも短く設定されています。
そのため、太陽光発電システムの実際の寿命は一般に17年よりも長くなっています。

□太陽光パネルの寿命は意外と長い

ここでは、法定耐用年数ではなく「実際の寿命」をご紹介します。

太陽光パネルの寿命は「30年」とされています。
なお、公的なデータによる裏付けはありません。
そのため、この寿命はいわば期待寿命と言えます。

現在では、40年以上の稼働を目指している企業も存在します。
設備の向上やメンテナンス技術の向上あれば、さらに長寿化すると予想されます。

太陽光発電システムの寿命に関する実例を見てみましょう。

佐倉ソーラーエネルギーセンターは、1984年に千葉県佐倉市に設立されました。
設置されたソーラーパネルは1984年から30年以上稼働し続けています(2019年12月時点)。
公園や敷地内にもシステムがあり、これは1990年代から25年以上稼働し続けています。

また、奈良県にある壷阪寺に設置された太陽光パネルは、1983年から継続的かつ安定的に稼働しています。
設置から28年が経過した2011年に試験が行われましたが、劣化はほとんど見られなかったと報告されています。
2016年3月時点では、主流太陽光パネルの国内最長寿を誇っています。

このように、太陽光発電システムの寿命は法定耐用年数よりも長くなっています。
ただし、適度なメンテナンスが必要であることに注意しましょう。

□まとめ

太陽光発電システムの法定耐用年数は17年です。
しかし実際の耐用年数はそれ以上で、現在では40年以上の稼働を目指している所もあります。
適度なメンテナンスをこころがけ、できるだけ長く太陽光発電システムを稼働できるようにしていきましょう。

当社では太陽光発電システムの販売・施工・メンテナンスを行っています。
お客様目線でのサービスを心がけています。
太陽光発電に興味がある方は、まずはお気軽にご相談ください。

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