太陽光パネルは素材によってどのように違うのか?

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太陽光パネルの素材には種類があるのをご存じですか。
種類ごとによってかわる特徴を押さえておくことで、自分たちに合った太陽光発電システムを導入できます。
当記事では、素材の種類やその特徴についてご紹介していきます。

□太陽光パネルの素材にはどんな種類があるの?

太陽光パネルは、大きく、「シリコン系」、「化合物系」、「有機物系」の3つに分類されます。
この中で主流なのはシリコン系ですが、最近ではより高性能なハイブリッド型のものも販売されつつあります。

主に住宅用として普及している太陽光パネルの殆どはシリコン系の「結晶シリコン太陽光パネル」で、国内市場の8割を占めます。
残り2割は、同じシリコン系の「薄膜シリコン太陽光パネル」と「CIS太陽光パネル」が占めます。

以下では、シリコン系・化合物系・有機物系の太陽光パネルについて、特徴を確認していきます。

□太陽光パネルにおける素材ごとの特徴

*シリコン系

1.単結晶
他の素材より変換効率が良く、安定性も高いです。
見た目が綺麗でデザイン性に優れている一方で、コストが高いです。

2.多結晶
発電効率は単結晶シリコンよりも良いため、コストとのバランスは良いです。

3.アモルファス
多結晶よりもさらに低コストです。
高温環境に強く、面積の大きい太陽電池を作るのも容易です。

4.ハイブリッド
単結晶とアモルファスとを組み合わせた素材です。
単結晶よりも高効率で、高温環境にも強いです。

*化合物系

1.CIS
天候に左右されにくいのが特徴で、直射日光に当たった際に一時的に出力が向上します。
低コストであり、これから主流になるという意見もあります。

2.CdTe
製造コストが安く、資源を有効活用できます。
海外で頻繁に使用されていますが、国内では製造されていません。

*有機物系

1.有機薄膜
現在は、研究段階にある素材です。
この素材が実用化すれば、低コスト化が期待できます。
薄くて軽いため自由に曲げられ、着色も可能と言われています。

2.色素増感
現在では研究段階です。
低コストのパネルとして期待されています。
色素の色を選べ、デザイン性がある素材です。

□まとめ

太陽光パネルは、素材によって価格も性能も異なります。
自分たちのプランを考えて、適切なものを選びましょう。

とはいえ、自分たちに合った太陽光パネルを選ぶのは難しいかもしれません。
当社では太陽光パネルの設置やメンテナンスを行っており、お客様に沿ったサービスを提供しています。
太陽光発電システムを導入したい、導入に当たって分からないことがあるという方は、お気軽にご相談ください。

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