グリーン電力証書とは?非化石証書と何が違うの?

カテゴリ:blog

地球温暖化対策がより重視されている現代では、企業に対しても環境への配慮が求められるようになってきました。
そこで知ってほしいのが「グリーン電力証書」です。
これはどのような企業であっても、環境配慮ができていることを示せるものです。
当記事ではこのグリーン電力証書の紹介をしていきます。

□グリーン電力証書とは

グリーン電力証書とは、再生可能エネルギーから作られるグリーン電力の環境価値を証書化したもので、証書化することによりその価値を取引できます。
再生可能エネルギーとして認定されるエネルギーには、以下のものがあります。

・太陽光
・風力
・地熱
・バイオマス

再生可能エネルギーで発電すると、当該事業者に対してグリーン電力証書が発行されます。
その特徴は、電気ではなく「環境価値それ自体」を購入できる点です。
グリーン電力証書の購入により、購入後に消費した電気は「グリーン電力である」とみなされるようになるのです。

*発電事業者側のメリット

グリーン電力証書を提供することにより、収入を得られるようになります。
また、環境意識の高さをアピールできます。

*購入者側のメリット

1.企業のイメージアップになる
グリーン電力証書は、「環境に優しいエネルギーを使っていること」の表明でもあります。
近年より重視されている環境への配慮をアピールできるのです。

2.新たな商品の企画につながる
グリーン電力で作られた商品があれば、その商品をグリーン電力によるものとしてアピールでき、実際にそのような商品やサービスも売り出されています。

□非化石証書との違いは?

非化石証書とは、再生可能エネルギーを含めた非化石電源によって発電された電力の価値を証書化したものです。
非化石証書は、原子力発電による電力も包括しているのですが、一方、グリーン電力証書は再生可能エネルギー100%です。

「購入者」という観点でもこれらには違いがあります。
非化石証書は、非化石取引市場での入札により購入できます。
一方で、グリーン電力証書は発行事業者から購入できるのです。

□まとめ

グリーン電力証書とは、再生可能エネルギーによる電力を証書化したものです。
似たものとして非化石証書がありますが、こちらは原子力による電力も含む点、事業者から直接購入できない点で異なっています。
グリーン電力証書により、環境に配慮した企業であることを消費者や取引相手に示せるようになります。
環境配慮がより重視されつつある現代において、かなり有効なアピールポイントになるでしょう。

ページの先頭へ