日本で一番多い発電方法とは?再生可能エネルギーは拡大する?

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日本では様々な発電方法が採用されていますが、それぞれの発電方法の割合についてはご存じですか。
今回の記事では日本で一番多い発電方法や、再生可能エネルギーを用いた発電の将来性について検討していきます。
環境問題に関心がある方は必見です。

□日本で一番多い発電方法とは

日本で最も多い発電方法は、化石燃料を用いた火力発電で、割合としては2021年時点で72.9%を占めています。
これは2020年に比べると3.5%減少していますが、それでも多くの割合を占めています。

この背景には、地球温暖化対策としてのカーボンニュートラルに対する注目があります。
実際に日本でもエネルギー基本計画が見直され、2050年にはカーボンニュートラルを目指すことが宣言されています。
また化石燃料の内訳としては、前年比で石油が2.9%増、石炭が2.9%増、LNGが6.4%減とされています。

他の発電方法としては原子力発電が6.9%、再生可能エネルギーの割合が20.3%となっています。
これらの発電方法では二酸化炭素が排出されないので、より割合が高まっていく可能性があります。

□日本における再生可能エネルギーの割合

日本における再生可能エネルギーの割合は年々高まっていますが、多くの課題が残っているのが現状です。
再生可能エネルギーの割合について詳しく見ていきましょう。

1.太陽光発電

一般家庭でも導入しやすい太陽光発電は、再生可能エネルギーを用いた発電方法の中でもメジャーです。
2021年時点では全体の9.3%を占めており、再生可能エネルギーの中で最も多くの割合を占めています。

2.水力発電

水の位置エネルギーを利用した発電方法で、「ダム式」や「水路式」など実は様々な方式があります。
2021年時点で占める割合は7.8%と、火力発電に次いで再生可能エネルギーの中では多くなっています。
ただしコストがかかること、自然環境への影響が大きいことから、今後増やすことは難しいともされています。

3.風力発電

風車の羽を回転させることで、風のエネルギーを電気エネルギーに変換する発電方法です。
2021年時点での割合は0.9%と小さいものの、2014年以降割合が増加し続けている発電方法です。
日本は海に囲まれているため、日本に適した発電方法とも言えるでしょう。

□まとめ

日本で最も多い割合を占める発電方法は火力発電で、7割以上を占めています。
一方再生可能エネルギーの割合は2割程度で、将来的には火力発電の割合の減少と再生可能エネルギーを用いた発電の割合の増加が目標とされています。
再生可能エネルギーの中で最も多いのは太陽光発電となっており、今後も割合は増加するでしょう。

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