太陽光発電を導入するときに、発電の仕組みについても知っておきたいという方もいらっしゃるでしょう。
今回の記事では仕組みについて解説していきます。
また、実際に導入することで受けられる恩恵についても紹介します。

□太陽光発電の仕組み

太陽光発電のソーラーパネルは、太陽電池をたくさん集めたものです。
ここにおける電池とは太陽光エネルギーを電力に変換する発電機のことです。

太陽電池に太陽光が当たると、n型半導体にマイナスの電気を帯びた電子が、p型半導体にはプラスの電気を帯びた正孔が集まります。
これによりプラス極とマイナス極が形成され、電気の流れが生まれます。
この電気を利用するのが、太陽光発電です。

□太陽光発電のメリット

1.環境にやさしい

太陽光発電では、発電の段階で温室効果ガスが発生しません。
そのため、地球環境保護や温暖化対策のための脱炭素に対する貢献になります。
地球温暖化対策は世界的な動きであり、今後も太陽光発電が普及していくことが想定されます。

2.エネルギーが枯渇しない

現在日本の電力の多くを賄っている火力発電ですが、その源である化石エネルギーは有限とされています。
将来的には枯渇する恐れもあり、持続可能な資源とは言えません。
太陽光発電は再生可能エネルギーであり、エネルギー源が有限ではありません。

この特長は、電気代の安定化にもつながります。
たとえば化石燃料は社会情勢によって費用が左右されますが、太陽光発電ではそのリスクも小さいのです。

3.収入を得られる

太陽光発電で作った電気は、売ること（売電）によって収入にも繋げられます。
特にFIT期間内は買取価格の優遇により、初期費用の回収と収益化がしやすくなっています。
工場、倉庫、大規模オフィスビルでは月々数百万以上の電気料金がかかることもあり、その経費削減にも役立つのです。

4.災害時に役立つ

見逃されがちですが、太陽光発電は災害時にも役立ちます。
災害時を想定したときに真っ先に考えなくてはならないのが、停電対策です。
太陽光発電は停電対策になるのです。
企業によってはBCP対策にもなり、実際に導入し始めている企業も増えてきました。

□まとめ

今回の記事では太陽光発電の仕組みとメリットを紹介しました。
太陽光発電には収入につながる、災害時に役立つ、環境にやさしいなどの多くのメリットがあります。
企業であれば導入自体が付加価値につながりますので、まずは一度検討してみることをおすすめします。