電気代の上下が激しくて生活が大変、災害対策をしたい、クリーンなエネルギーを使用したいなど様々な理由で導入されている太陽光発電。
しかし、中には屋根の関係で導入ができないという方もいらっしゃるでしょう。
そんな方におすすめなのがソーラーカーポートです。
今回の記事ではソーラーカーポートについて解説していきます。

□ソーラーカーポートとは？

＊ソーラーカーポートとは

ソーラーカーポートは、柱と屋根で構成されたカーポートに太陽光パネルを設置するタイプの発電設備です。
架台の上には太陽光パネルや配線類が固定され、パワーコンディショナーといった周辺機器類はソーラーパーポートの近くに配置されます。

＊ソーラーカーポートの種類

ソーラーカーポートは、大きく3つの種類に分けられます。

・太陽光発電と一体型のカーポート
・太陽光発電を後付けしたカーポート
・オーダーメイドタイプのソーラーカーポート

後付けタイプの場合、耐荷重の関係から破損してしまう恐れがあります。
既存のカーポートに後付けする場合、ソーラーカーポートの施工会社に設置の可否について質問してみてください。

□メリットは？普通の太陽光発電より導入しやすい？

1.導入ハードルが低い
住宅用のソーラーパネルの場合、屋根が設置に適している必要があります。
一方カーポートはフラットに作られているので、方角を気にせず設置することが可能です。
また、十分なスペースを確保しやすいのもソーラーカーポートの魅力ですね。
さまざまな面で屋根に設置するタイプの太陽光発電よりも導入ハードルが低くなっています。

2.土地の有効活用が可能
ソーラーカーポートは駐車場の上の空間のみを利用するため、駐車スペースを圧迫することがありません。
また駐車場は出力需要施設に隣接しているため、自家消費も容易。
効率的な電気の使用においても、ソーラーカーポートは有用となっています。

3.災害対策になる
これはすべての太陽光発電に該当するかもしれませんが、ソーラーカーポートは災害対策になります。
インフラが一時的にダウンしても電力を利用できるのはとても大きなメリットです。

□まとめ

今回の記事では、ソーラーカーポートについて紹介してきました。
カーポートの屋根部分に作るソーラーカーポートは、導入ハードルの低さや土地の有効活用ができる点ですばらしい設備と言えます。
また災害対策にもなるため、日本に適しているとも考えられるでしょう。
ただし、後付けの場合は設置しても問題ないかについて、カーポートの施工会社の方に確認するようにしてください。