再生可能エネルギーである太陽光や水力、風力などは、枯渇する心配の少ないエネルギーです。
しかし、発電効率が100%にならず、この理由について疑問に感じる方も多いでしょう。
そこで今回は、発電効率が100%にならない理由と発電効率が良い再生可能エネルギーについて紹介します。
□発電効率が100%にならないのはなぜ?
結論から申し上げると、エネルギーが形を変換するときに、様々な種類のエネルギーに分散されるからです。
そのため、いくら技術力が発達しようとも、特定のエネルギーを異なるエネルギーに100%変換できないのです。
例として、白熱電球とLED電球のエネルギー変換を比べてみましょう。
電気エネルギーを使用して光エネルギーに変換する場合に、白熱電球は表面がとても熱くなり、LED電球はそこまで熱くなりません。
これは白熱電球の方が電気エネルギーを変換する際に熱エネルギーとしてエネルギーをロスしているからです。
反対に、LED電球は熱エネルギーとしてのロスが少ないため、それほど熱くならないのです。
□発電効率が良い再生可能エネルギーはどれか?
どんなに技術力が進歩しても発電効率が100%にはなりませんが、発電効率の良い再生可能エネルギーは存在します。
では、発電効率が良い再生可能エネルギーはどのようなものなのでしょうか。
ここでは、3つ紹介します。
1.太陽光発電
一般的に販売されている太陽電池は、シリコン系太陽電池と呼ばれるものでエネルギー変換効率は約14〜20%、理論上29%が限界とされています。
化合物太陽電池であれば変換効率が高いですが、コストが高いため、そのほとんどが人工衛星に使われており、発電効率は40%まで上がります。
2.水力発電
これは再生可能エネルギーの中でも非常に高いエネルギー変換工率を誇っており、約80%と言われています。
水が持つ位置エネルギーを利用して発電しており、水路に流した時の摩擦損失が少ないため、高い発電効率を維持できるのです。
3.風力発電
風車の高さや羽根によって異なりますが、最大で30〜40%と高効率で電気エネルギーに変換できます。
自然エネルギーの中では、比較的工率の良い発電方法ですが、コストが高いデメリットがあります。
□まとめ
発電効率が100%にならないのは、エネルギーが形を変換する際に無駄が生じてしまうからです。
発電効率の良い再生可能エネルギーはいくつかありますが、その中でも自宅に取り入れやすいのは太陽光発電です。
当社では、太陽光発電の導入のサポートを行っておりますので、太陽光発電について気になる方はお気軽にお問い合わせください。