太陽光発電の導入を検討している企業経営者や担当者の皆様、EPCという言葉を耳にしたことはありますか。
太陽光発電の導入には、様々な選択肢があり、EPCという言葉をよく耳にするものの、具体的な内容やメリットがわからない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、太陽光発電EPCの具体的な内容や導入メリット、選び方のポイントをわかりやすく解説します。
□太陽光発電EPCとは?
太陽光発電EPCとは、設計・調達・建設を一貫して請け負う契約のことです。
太陽光発電所を建設する際に、EPC事業者に依頼することで、設計から施工までトータルで管理してもらえます。
1:設計 (Engineering)
依頼主のコンセプトや要望に基づき、基本設計や企画、詳細設計などを立案します。
2:調達 (Procurement)
依頼主の要望や予算に合わせて、必要な設備や資材(ソーラーパネルやパワーコンディショナーなど)を選定・発注し、太陽光発電設備の建設予定場所に搬入します。
3:建設 (Construction)
実際に太陽光発電設備の建設・施工を行います。
EPC事業者は施工の現場と工事スケジュールを管理し、太陽光発電設備を建設・施工します。
□太陽光発電の導入をEPC事業者に依頼するメリット
太陽光発電の導入をEPC事業者に依頼することで、様々なメリットがあります。
1:工事がスムーズに進む
EPC事業者は、提案から施工まで一貫して管理するため、商談や工事のスケジュールを立てやすく、施工が始まってから一部だけ作業が遅れるといったリスクを回避できます。
そのため、工事がスムーズに進みやすくなります。
2:自社に合った導入プランを提案してもらえる
設計から施工まで1社がトータルで統括し、部材の調達先メーカーが複数あるため、依頼する企業の設置条件に合った導入プランを提案できます。
また、保険やメンテナンスについても、企業からのヒアリングを踏まえたうえで提案することが可能です。
3:不具合やトラブルの際、連絡先が1社で済む
EPC事業者が工事だけでなく管理も行うため、もしものトラブルの際、EPC事業者への連絡のみで済みます。
設計と工事を別々の業者に依頼した場合のように、「どこに連絡すればいいか?」と悩む必要がありません。
□まとめ
この記事では、太陽光発電EPCの具体的な内容や導入メリットについて解説しました。
EPC事業者に依頼することで、工事がスムーズに進み、自社に合った導入プランを提案してもらえ、トラブル発生時の対応もスムーズになります。
太陽光発電の導入を検討されている企業は、EPC事業者の活用を検討してみてはいかがでしょうか?