カーポートに太陽光発電を後付けで設置したいけど、費用やメリット・デメリットが気になって、なかなか踏み出せない人も多いのではないでしょうか。
今回は、カーポート太陽光後付け設置のメリットと設置の注意点を解説します。
□カーポート太陽光後付け設置のメリット
カーポートに太陽光発電を後付けで設置するメリットは、大きく2つあります。
1:初期費用の削減
後付けの場合、新たにカーポート自体を購入する必要がないため、太陽光発電がカーポートと一体となったソーラーカーポートを導入するよりも費用を抑えられます。
2:スペースの有効活用
カーポートの屋根部分は太陽光発電以外には特に用途がないため、新たに太陽光発電のためのスペースを確保する必要がなく、スペースを有効活用できます。
□カーポート太陽光後付け設置の注意点
カーポートに太陽光発電を後付けで設置する際には、いくつか注意すべき点があります。
1:発電量
カーポートの屋根の材質やスペースによって発電量が大きく変わります。
例えば、ポリカーボネート素材の屋根は、ガラス製の屋根よりも発電量が低くなる可能性があります。
また、スペースが狭いと設置できるパネルの数が少なくなり、発電量が減ってしまう可能性があります。
2:外観
太陽光パネルの色は、カーポートの色と合わない場合、見た目が悪くなってしまう可能性があります。
太陽光パネルは発電効率の関係から青色もしくは黒色が大半であり、カーポート自体の色と合わなくなる可能性があります。
3:設置場所
設置場所の強度やスペースが十分にあるかどうかを確認する必要があります。
特に、カーポートの屋根の強度が不足している場合、太陽光パネルを設置できない可能性があります。
また、設置場所が狭いと、発電量を最大限に引き出せない場合があります。
4:建築確認申請
カーポートに太陽光発電を後付けする場合、建築確認申請が必要となる場合があります。
これは、カーポートが建築基準法における「建築物」に相当するためです。
建築確認申請が必要かどうかは、設置場所やカーポートの構造によって異なりますので、事前に確認が必要です。
□まとめ
カーポートに太陽光発電を後付けで設置するメリットは、初期費用を抑えられ、スペースを有効活用できることです。
一方、発電量や外観、設置場所、建築確認申請など、注意すべき点もいくつかあります。
事前にしっかりと確認し、計画的に設置を進めていきましょう。